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ダ・ヴィンチ スタイル

2007年3月16日(金)12:31[ ]

maki_madonne.jpg


左:ダ・ヴィンチ 「グラナダの聖母子」(1470) ワシントン,ナショナル・ギャラリー収蔵
右:レオナルド・ダ・ヴィンチ 「リッタの聖母」(1490-91) エルミタージュ美術館収蔵


レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」を中心とした特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」が20日から開催されるよね。

真作、贋作って、ダ・ヴィンチの作品が、専門家の鑑定で、どんどん少なくなってるけど(笑)、私にとって、ダ・ヴィンチってさ、そんな魅力ないのね。

たしかに技法や、絵画作品以外で、解剖図だの兵器だのという、あらゆる分野に突出していた才能は認めるけど。

この上の2枚は、フォロワー・オブ・ダ・ヴィンチなんていう、ダ・ヴィンチスタイルで描かれる作品のことなんだけど、聖母子では、この作品の構図がよくつかわれるんだよね。

School of Lorenzo 「Madonna and Child, circa」Di Credi(1494)、「The Virgin and Child」Luis de Morales el Divino


左:「聖母子」1494年 ロレンゾ(ロレンツォ) ディ・クレディ 収蔵先不明
右:「聖母子」年代不詳 ルイス・デ・モラレス プラド美術館収蔵


ディ・クレディは、ダ・ヴィンチかクレディかという「受胎告知」でも有名だよね。この二人の作品が、「ダ・ヴィンチ フォロワー」だよね。どちらも「リッタの聖母」のスタイル。

日本でいえば、琳派と同じだね。

風神・雷神図なんかは、俵屋宗達、光琳、そして抱一なんていうイベントもあったじゃない?ほんと、日本人はイベント好きだね!(笑)

真作ならず新作の映画やファッションショーの感覚かい?って思うこともしばしば。

sandro_botticelli_03.jpg


左:ボッティチェリ「敬慕する小聖母」年代不詳 シカゴ美術館
右:サンドロ・ボッティチェリ「海の聖母子」年代、収蔵不明


専門家や特別な芸術ファンじゃないからわかんないけど、「たまごが先か、鶏が先か」っていうくらい、ボッティチェリのスタイルが、ダ・ヴィンチからみえることも。

ボッティチェリは失意の晩年だったのか、作品やボッティチェリ自身も精彩をなくしちゃって、忘れられてた存在でしょう。ボッティチェリ フォロワーなんて、聞かないもんね。

ダ・ヴィンチがヴェロッキオ工房に身をおいたときに、出入りしていたボッティチェリに、ライバル意識を燃やしていたという週刊誌的な話もありますが(笑)、ボッティチェリの作品も年代不詳、あるいはダ・ヴィンチ同様に、ボッティチェリの弟子たちの手によるものもボッティチェリの名がついているものも。

ダ・ヴィンチも少なからず、ボッティチェリの作品からインスピレーションを受けているものもあるんじゃないかな?

ボッティチェリの聖母子

ボッティチェリ 聖母子
「聖母子」 年代、所蔵先不明
「聖母子」(1485年)

ボッティチェリ 至福の花々(サンドロ・ボッティチェッリ)
「聖母子と八天使」、「眠る幼子キリストを崇拝する聖母」

サンドロ・ボッティチェリ 
「聖母子と聖ヨハネ」、「聖母子と二天使」

サンドロ・ボッティチェリ 聖母子
「(セラフィムの)栄光の聖母子」、「柘榴の聖母」
「聖ジェローム (聖ヒエロニムス) の最後の晩餐」
「薔薇園のマリア」、「書物の聖母」
「聖母子」、「聖母子と聖ヨハネ」

Virgin and Child  聖母子(トンド スタイル)
「聖母子と聖ヨハネ」(1480-82年)
「マニフィカト(マリア頌歌)の聖母」
「聖母子と三天使」、「子どもの敬慕」
「聖母子と聖ヨハネに天使」「柘榴の聖母」
「子を敬愛する聖母」
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ルドン 「ヴィーナスの誕生」

2007年3月5日(月)12:00[ ]

narodziny_wenus_130.jpgOdilon Redon (French, 1840-1916)
オディロン・ルドン
象徴主義

「The Birth of Venus」
La naissance de Venus(c. 1912)

ヴィーナスの誕生 MOMA美術館

印象派の画家たちと、同じ世代のルドンは、フランスで活躍したんだけどね。なかなか認められないっていう一人じゃない?

おなじく象徴主義のギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau, 1826-1898)のほうが先だけど、同じ時代に作品を描いている。

ルドンもモローもそうだけど、聖書や神話を題材にしているよね。

なんか、一歩間違えれば「野暮」な作品っていうのが二人の共通点だよ。ルドンのこのヴィーナスの誕生は、結構イカシタ作品だけど、ルドンの他のヴィーナスときたら、スポーツ選手の肉体かと思えてしまう。

モローも、美しいじゃんという作品もあるけれど、サロメエボーシュなんかの特徴ある作品も多いし。

二人の共通する題材は、このヴィーナスの誕生のほかに、ガラテアやオルフェウス、レダと白鳥(たしか・・・)なんぞもある。

20070128_261630_01.JPGこれが、モローのヴィーナスの誕生なんだ。

ギュスターヴ・モロー
「アフロディテ」1870年の作品

↑全体像はリンクからみて。

二人とも左あるいあは右で神を押さえてるけど、もう一方の手は、乳房を隠してないよね。このスタイルについては、下記リンク先を参照して。

美の聖域 ボーデ博物館
右の手で髪を押え、もう一方の手でそのうるわしき果実を覆って


この「ヴィーナスの誕生」は、画壇の巨匠たちが作品化しているんだけど、サンドロ・ボッティチェッリが有名。

モローは、サンドロ・ボッティチェッリのヴィーナスの誕生をそのまんま模写してる。

venus_03.jpg


左3作品は、サンドロ・ボッティチェッリのヴィーナスとヴィーナスの誕生で、右がギュスターヴ・モロー のボッティチェッリの模写。

模写
サンドロ・ボッティチェリ & ギュスターヴ・モロー

左3作品
ボッティチェリ 至福の花々 (サンドロ・ボッティチェッリ)

このボッティチェッリも、同じ画家?というようなヴィーナスの作品もあるんだよね。サンドロ・ボッティチェリ & ギュスターヴ・モローの記事から、「ヴィーナスと三人の小さきもの」をみるとよくわかる。

venus_02_11.jpg


これが、そのほかのルドンの描いたヴィーナス。最初に紹介した「ヴィーナスの誕生」とは違うでしょ。

右上の作品は、「ヴィーナスの誕生」(1912年)で、パリ市立プティ・パレ美術館所蔵。その隣も「ヴィーナスの誕生」という作品。年代と所蔵先不明。今度調べておきます。

そして下段も、「ヴィーナスの誕生(タイトル曖昧)」(1900年)の作品で、「ヴィーナス」だったか「ヴィーナスの誕生」だったか、忘れてしまいましたが、まぎれもなくルドンのヴィーナス。アルゼンチンの国立美術館友の会の所蔵だったと思う。

venus_04.jpg


こちらもルドンの「ヴィーナスの誕生」です。モローと同様に、同じタイトルで何枚も描いている。まだまだありそう。知っているのはこれくらい。

いわゆる黒の時代から、一つ目、泉、花、貝殻、箱といった、ルドンのアイテムは、ヴィーナス誕生は格好の題材。鮑のような貝殻もあるけど(笑)、貝と泉を連想させる海、そして花という、自然界の神秘と生命を注いだのではな〜い?

それにしても、作品としてはどう?

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何の印象もないBlog ルドン ガラテア 作品「キュクロプス」

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ルーカス・クラーナハ  ユディット&サロメ

2007年2月25日(日)23:09[ ]

30_cranachjudith_200.jpg

Judith, 1525 Lucas Cranach


judith-cranach_mm_09.JPG

み〜んな剣の下には、「ホロフェルネスの首」が描かれてるんだよね・・・。ほんと、ルーカス・クラーナハ(the Elder)は ドイツ・ルネサンスの巨匠だけれど、やっぱり、名画とはいえ、斬首の絵はあんまり載せたくないね。だから、上8枚はカットしてる。こんなにユディットを描くのは、ギュスターヴ・モローのサロメと一緒だね。(笑)

ユディットについて 
サンドロ・ボッティチェリ ユディト
ヤン・マセイス ユディト(ユディット)
ユディット(ユーディット) クリムト/ギュスターヴ・モロー

サロメについて
ギュスターブ・モロー 6枚のサロメ
sweetさん ギュスターヴ・モロー サロメ

juditax.jpg1.Judith mit dem Haupt des Holofernes 1530
2.Judith Victorious 1530
3.Judith & Holofernes 年代不詳
4.Judith with the Head of Holofernes 1530
5.Judith et Holopherne 年代不詳
6.Judith & Holofernes 年代不詳
←7.Santa Judit con la cabeza de Holofernes 年代不詳
8.Judith with the Head of Holofernes 1530年


このユディットは、聖者と思ってください。
はじめて見る方にとっては、ショックかもしれませんけど。

聖書のエピソードから、たくさんの画家が描いています。

それでは、ルーカス・クラーナハ(the Elder)作、「宿命の女(ファム・ファタル)」のサロメをご紹介。ユディットと似た作品なので、お嫌いな方は見ないでね。4枚の絵画に、聖ヨハネの斬首がそのままでアップしています。

...続きを読む
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レオノール・フィニ 女性のメタモルフォーゼ 美しき怪物 〜ブログ書初め

2007年1月10日(水)18:46[ ]

寒中見舞い申し上げます。さ〜て、今年のブログ書初めとなりました。

私は、いつも新年に、甘い夢は描かないんだよね。もちろん辛い夢なんかも描かないけど、理想ばかりを計画しないってことなんですよ。

レオノール・フィニは、そういう表裏を、雄々しく作品にしちゃう画家。(結構ね、自己陶酔が好きな女性だと思うけどね。) まぁ、ちょっと新しい年に、厳しく深く見つめるという意味で、彼女の作品を紹介。

metamorphose_einer_frau_楓_book

「女性のメタモルフォーゼ」【裏】

画像引用:(c) LEONOR FINI Catalog Book1988

美しく描かれた表に、裏は骸骨の女性。専門家の解説は省略して、これは見る人にとって、いろんな解釈ができると思う。理想と現実、仮面をつけた人間性とか綺麗な花には棘があるとか、死んだら皆おなじとか、中身はみんな一緒とかね。

レオノール・フィニは、とっても美人で気性が荒らそうな女性なんだけど、どこか醒めた目を持ち、独特の世界観をつくり上げている。彼女の作品で、唯一関心がある作品。

さて、この作品タイトルがわからなくって、探した探した。本も借りまくりました。楓、alei、Sai、bauさんありがとね。bauさんには、お返し済み。

leonor_fini_book

ちなみにですね、左下から二番目は、ポーリーヌ・レアージュ著「O嬢の物語」です。その挿画も手掛けてたんだね。ボードレールの「悪の華」の挿絵もあるとか。※楓のとこに一括で書籍小包でお返ししました。(笑)

それで、上の段の4冊目に、この作品が掲載されてました。彼女自身も作品も「美しき怪物」という印象。作品は、官能的と表現されているけれど、滑稽な官能としか感じない。それよりも、本質と目的がしっかり描かれていると思う。

では、今年もよろしく お願いします。

そうそう、体調不良で入退院で大変だったAさん、Bさん、Cさん、Dさんお大事に。やっぱ、厄年ってあるんだね。

女性Aさん、出産おめでとうございます。心からお祝い申し上げます!

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サロン・デュ・ショコラ NY vs チョコレート・フェスティバルinオビドス

2006年11月12日(日)00:18[ ショコラ ]

north_of_lisbon_during_the_chocolate_130.jpgポルトガル最大の都市リスボンの北にある観光地、谷間の真珠「オビドス」で「チョコレート・フェスティバル」が開催。サロン・デュ・ショコラは、パリ、NY(チョコレート・ショー)、北京、モスクワ、日本となっているので、ポルトガルのチョコレート・ショーは、サロン・デュ・ショコラ開催にむけてのデモストレーションなのか、NYのチョコレート・ショーのポルトガル版なのかと思いきや、これまでにも開催されていたらしい「国際チョコレートフェスティバル in オビドス」。モデル、なかなかいい感じ。

写真引用 ロイター/ホセ・マヌエル・リベイロ(ポルトガル)

ポルトガルのチョコレートというと、サロン・デュ・ショコラ同様に、国際チョコレートレシピコンクール、ポルトガルチョコレートマイスターオブ・ザ・イヤー、そしてチョコレートオブジェのアーティストコンテストが行われている。知らなかったな〜。

Fax:351-262-955-501 E-mail:festivalchocolate@cm-obidos.pt
毎年秋に、レシピなどの締め切りがあるらしく、↑の E-mail 問いあわせできるらしいよ。

さて、次は、9日から明日までに行われているニューヨークのサロン・デュ・ショコラの第9回目。ニューヨークでの「Chocolate Fashion Show」の模様。

chocolate_fashion_show.jpg

9th Annual Chocolate Fashion Show in New York
November 9, 2006. REUTERS/Eric Thayer (UNITED STATES)

左がドレスのディティール(部分)で、右のパラソルに注目。こういうチョコレート、ありましたね!(笑)

パリのファッションショーは、リンク先から見ていただければわかると思いますが、パリコレのように、デザイナーが大御所。プラダ、フィリップ・モデルなどのデザイナーが参加している。比べると、ややパリはエレガンスなんだけど、ニューヨークは、パラソルや帽子などに特徴を持たせたデザインでした。ダブルのアイスクリームなんかのデザインもあった。来月はモスクワで開催。

Chocolate Fashion Show.jpgサロン・デュ・ショコラ パリ 2006.10.28-11.1
サロン・デュ・ショコラ パリ
チョコレートアート(2005 パリ)
サロン・デュ・ショコラ 彫刻(2005 パリ)
「チェスボード チョコレート」 NY 2005
Salon du chocolat Paris 2006
サロン・デュ・ショコラ 2005
マダム・セツコ パリ/NY
サロン・デュ・ショコラ パリ
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Jakuchu 伊藤若冲 花鳥版画「薔薇に鸚哥」(Art de Vivre より、使用していない画像を頂戴しました。ありがとうございます!)

*伊藤若冲 付喪神図
*LCC 江戸のオランダ
  若冲と抱一の鸚鵡図
*LSC 若冲の菊 菊花図屏風
  写真と印刷はずいぶん違うんだね〜。
*伊藤若冲 Ito, Jakuchu
「枯木鷲猿図」 個人蔵 /「花卉双鶏図」個人蔵
*XAI 伊藤若冲 「水墨遊」
ありとあらゆるものにリンク。若冲 「群魚図 蛸」,「池辺群虫図」,「群魚図 鯛」、「伊藤若冲 翡翠図」や「古本屋の若冲」、「若冲の花」などの記事や承天閣美術館、臨江寺の「髑髏図」などにも。ブログってさ、人柄や暮らしぶりが伝わるじゃない?XAIは好奇心旺盛だよね。
*MPP 伊藤 若冲 花鳥版画
「雪竹錦鶏図」・「櫟鸚哥図」 HISASHIのモダンさ。若冲のよさは、HISASHIから。
*Art de Vivre 若冲画譜
花卉図、花鳥版画「薔薇に鸚哥」、「松に鸚鵡図」、「小枝に鸚哥」、そのほか、「伊藤若冲 薔薇小禽図」からは、三の丸尚蔵館 動植綵絵からピックアップ。「貝甲図」・「蓮池遊魚図」・「菊花流水図」・「芍薬群蝶図」が掲載。
*Re+ 伊藤若冲 玄圃瑶華
拓版画「玄圃瑶華」「賞春芳帖」「玄圃瑶華」「素絢帖」「乗興舟」「若冲の拓版画」など。学者だね。
*変身抄 カテゴリー 伊藤若冲
三の丸尚蔵館 動植綵絵 第1期〜5期までリンク。「仙人掌群鶏図」、「群鶴図」、「群鶏図」が紹介されてます。
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remove は、長沢芦雪がヒットしているので、おまけで紹介。
*remove カテゴリー 長沢芦雪


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